第1戦の模様




優勝を決めた、はやしゃんの2本目・46cm

ぴぴおの2本目・42cm

“オカッパリ最強”の異名再び、復活のはやしゃんが通算2勝目

設立以来6年目を迎えたKNBオフラインミーティングシリーズ2004の開幕戦「KNBトーナメント第1戦」が2月15日、熊本市・下江津湖一帯にて行われた。真冬のクソ寒い中から釣りに行きたがるヒマ人な参加者27名を集めて開催された。
数日前までの厳しい冷え込みから一転、前日に吹き荒れた春一番が、暖かな陽気を迎え入れ、一気に春到来と錯覚する気温の中で競技は行われた。誰もが好活性を期待し、実際にその期待を裏切らない釣果が聞こえ始めた。
誰もが自らの技術と運により、グッドサイズのバスをキャッチする可能性があった。
前日に45cmオーバーのグッドサイズを釣って、全ての運を使い果たしたちょこぼん以外は。

そんな中、優勝したのは、多忙を極めた高校生活も残りわずかとなり、KNBへの復帰となったはやしゃん。2本の40アップをトーナメントエリア最上流部となる画図橋下のカレントの中から抜き上げ、17pをマークして、2001年5月以来の2勝目を達成した。KNB内では最年少ながら、KNB-Tシリーズでは常に上位に食い込む実力を見せる彼だけに、その復活を印象づける結果となった。これにより、ネットバサークラシック2004の最初の出場権を手にした。
この結果を聞いた父親である四は、涙ながらに喜び、夜には祝杯をあげ、やっぱり「らりるれろ」が言えないほどに泥酔したという。

KNBデビュー戦初入賞が2名
2位は、昨年の下江津湖戦のウィナー・ぴぴお。彼もまた2本の40アップを、通称「カーブ」付近でキャッチし、14pをマークした。9時までしか参加できないという短時間勝負ながら、2本ものグッドサイズをキャッチし、昨年に続く入賞を果たした。短時間参加というハンデは、やはり昨年の優勝で、賞品欲しさにいつまでも帰らず、旅行に行く家族を待たせまくり、ついには奥さんにキレられた事が影響していると考えられる。次戦以降、彼の出場機会は減る可能性もある
3位はKNBデビュー戦でいきなり入賞となった圭。女性アングラーでのデビュー戦入賞は史上初。キャリアは浅いながら、昨年のNBCチャプター熊本主催の「クリーンナップカップ」での優勝や、NBC陸づりクラブトーナメントでの12位入賞など、周囲がどんなに渋い状況でも釣り上げる魚運に恵まれている。計算できないその勢いは、今年のKNBでは驚異となるかもしれない。それに伴い、同伴者のマリオこと龍青が、毎回ヘコむ姿が見られることだろう。
4位は、KNB-Tシリーズでは上位常連のslider。 はやしゃんが釣り上げていた好ポイントを、持ち前のパワーと恫喝と恐喝で奪取し、見事ポイントをゲット。泣きじゃくるはやしゃんに「親父に言うとうち殺すけんね」との一言を残し、足取りも軽やかに本部へと帰着した。
5位は、圭同様、KNBデビューでいきなり入賞を果たしたHARU。メンバーや一部の江津湖通の間では、つとに有名な同氏。初出場ながら運営部の間では、優勝最右翼に挙げられていた存在。江津湖に対する洞察力は、悦子やさんちゃんをも凌ぐとも言われており、益々増殖を続けるKNB中年軍団を引っ張る存在になりそうだ。

なお、6位悦子はHARUと同ポイントだったが、今回もお約束のごとく、またしてもジャンケンで負け入賞を逃した。彼がジャンケンに勝ったのを見たことがないほど、ここ一番での勝負弱さは目に余る。
彼のジャンケンパターンは「口がぽっかり空いてる時はパー」だ(嘘)
上流部に釣果が集中

今回の傾向として、上流部に釣果が集中していた。
トーナメントエリア最上流部の画図橋下でキッカーがキャッチされたのをはじめ、通称「カーブ」と呼ばれるポイントから、通称「100m」までのエリア、そして対岸にあたるレガッタのスタート地点付近で全てのバスがキャッチされた。
過去の大会では、カーブ付近を含め、全エリアから釣果が上がっていたが、今年に限りサイクリングロードや、新江津橋などの下流部は壊滅状態だった。
前日に吹き荒れた春一番により、暖かさを感じたバスが 高活性になり、暖かい水を求めて上がっていったことも考えられるだろうが、昨年から続いている藻刈りの影響により、下流部にも一部残っていた藻が少なくなっていたことも影響しているかもしれない。

次回のKNB-Tは、3月14日、宇土市立岡池にて、NBC陸釣りクラブのトーナメントにお邪魔する形での開催となる。過去のKNBでの立岡戦では、貧果にあえいだが、KNB以外にも多くの人が参加するNBCのオカッパリトーナメントで、タフったフィールドから、数少ないバイトをいかにキャッチできるかが焦点となろう。そして、NBCのお立ち台にKNBは何人送りこむことができるか、あるいは全員玉砕して、KNBの偏差値の低さを露呈してしまうことになるのか、KNBのメンツと実力が問われる大会となりそうだ(んなこたーない)


最後は全員でフィールドのゴミ拾い
前日風が強かったこともあり、釣りのゴミよりも
生活ゴミが目立ちました
(ゴミ袋提供:サニクリーン様)


戻る