第3戦の大会の模様

2位ぴぴお 3位馬場利夫 4位りまるおん 5位さんちゃん
悦子 るち(winner) slider
はやしゃん TAKA-C
uzumaki マレー☆くまごろー 加勢川漁師
土門林 全体写真
hiRo_くず 検量時の風景

脅威のウェイトレコードで、るちがマスターズ3勝目
9月7日、松橋町の萩尾溜池にてKNBマスターズシリーズ2003第3戦が開催された。ウェイイン制ルールによる2戦目となる今回、急遽会場が変更された萩尾溜池は急激な減水傾向にあった。直前に行われたWFCトーナメントのパターンさえもが通用しなくなるように、各メンバーは見失いつつあるパターンをいかに早く掴むかが勝負の分かれ道となった。
誰もがノンキーやギルに苦しめられる中、るちだけはナイスサイズを連発し、1950gという現在の萩尾にしては脅威のスコアをたたき出し、マスターズ通算3勝目、KNB通算4勝目を勝ち取った。2位ぴぴおのスコアとは実に900gの開きがあるという、文句なしの優勝であった。しかし、彼の性格、生き様、部屋の散乱具合など、私生活においては誰もが文句タラタラである。
上位のメインはダウンショット
上位3名に共通して言えることは、ウェイインした多くのバスがダウンショットでキャッチされたものだった。特にるちと2位のぴぴおのウェイインはすべてダウンショットであった。萩尾を知り尽くした男として、常に股間にシミをつくっている男として有名なぴぴおが、毎週の定期調査で出した答えが駐車場沖でのダウンショットであったわけだが、るちは、本湖北岸の岩盤エリアのリバーチャンネルで同じくダウンショットでキッカーサイズを立て続けに釣った。戦略は同じであっても、エリアによって大きな差が開いた格好となった。
上位2名に共通して言えるのは、ダウンショットを使った選手は数釣りした中から、わずかな重さの違いで入れ替えをしてるということ。4位のりまるおん、5位のさんちゃんは、それぞれラバージグとリトルスパイダーをメインにしているが、数はリミットぎりぎりしか釣っていないものの、釣れたサイズが大きかったことと対照的な結果である。
悲願のマスターズ年間チャンピオンに…悦子

KNBデビュー以来、3年連続でマスターズランキング2位の悦子。最終戦も6位と好成績を挙げ、悲願のマスターズチャンプの座に輝いた。TAKA-C、るちらの後塵を浴び続けた46歳の中年は、ついにKNB最強のシリーズチャンピオンとして君臨した。鼻毛に白髪が交じる46歳、股間のロッドはもはやヘタり切った46歳の輝かしい姿に、親友であり、先にKNB-Tシリーズを制した盟友さんちゃんも我が子とのように喜び、そして以下のようなコメントを残した

ボクがクワエガタ虫だったころ、
悦子はすまただったね
ああ〜ボクらは一心同体少女隊
なんで亀じゃないんだろ?なんで萩尾?

読む者を凍りつかせる、相変わらずの異次元ポエムで祝福したさんちゃん、親友でありながら、二人は最後の争いを演じることになる。KNB最高の栄誉を誇る舞台「クラシック」で、栄光のクラシックチャンプの座を、そしてKNB総合ランキング「KNB Angler of the year」の座を。
総合ランキングのポイント差はほとんどないものの、今年の大会において、悦子とさんちゃんの直接対決は4勝1敗と、さんちゃんが大きく差を開けている。悦子には不安材料がつきまとうが、昨年のKNB-T、クラシックチャンプに続き、KNBの3大シリーズすべてを制覇した男だけに、精力は果てても、そのプライドは燃え尽きていることはないだろう。
二人の熱きバトルと、さんちゃんの異次元ポエムを楽しみにしながら、11月2日の最後の決戦を待ちたい。


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