第2戦の大会の模様

uzumaki tera slider
まう さんちゃん(winner) りまるおん
リターンエース ryu
マレー☆くまごろー きんこ hiRo_くず はやしゃん
Flame 悦子 土門林 RAY
おやっぢぃマウス るち

大きくルールを変えたマスターズシリーズ
6月8日、松橋町の萩尾溜池にてKNBマスターズシリーズ2003第2戦が開催された。今年から定員制を廃止した同大会だが、今大会にはマスターズシリーズ過去最高の28名により熱戦が繰り広げられた。
今大会よりマスターズシリーズは大きくルール体系を変更することとなった。その一つが従来のポイント制ルールから25cm以上3本リミットによるリミット制ルールへの移行。もう一つがスタート順を抽選順にするフライト制ルールの施行。この2つのルール改定により、戦略面も大きく変わることになり、今までより競技性の高い大会へと生まれ変わることとなった。
参加28名中22名がウェイイン
優勝したのは、昨年のBFOで鮮烈なデビューを飾ったイロモノ中年新人さんちゃん。トップウェイトが3本810gと低調ではあったが、タフなアフタースポーンの中でもきっちりとスコアを延ばしたさんちゃんが、デビュー以来8ヶ月にして早くもKNB通算3勝目をマーク。BBS上での天然ぶりとは大違いだ。
28名という過去最高の参加者の中、キーパーをウェイインしてきたのは22名。「タフだ」「しぶい」との声が聞こえていたが、低ウェイトながらも予想以上のメンバーがバスをキャッチしていた。キャッチされた多くは南ワンド奥部のベジテーションエリアと、リバーチャンネル周り。そんな中、優勝したさんちゃんは、北ワンドのくびれ付近でリミットメイクを果たした。
惜しかったのは、久々のKNB復帰戦となったはやしゃん。直前のメンバー登録とエントリーによりマイナス100gのハンデを受けながらも、メンバー中最多の8本をキャッチ。しかしながらキッカーをデッドフィッシュにしてしまったため、検量対象外でスコアが延びず6位に甘んじた。デッドフィッシュになる前にリリースし、他のバスをストックしていれば、ペナルティを差し引いてもトータル900g近いスコアで優勝していたはずだ。戦略の読み違いにょり、勝利は手から離れていった。
なお、同船の四父は、期待どおりというか、予想どおりというか、定石というか、基本に忠実というか、お約束というか、やっぱり低調だった。
マスターズ年間チャンピオン争いは上位3名が中心か
残る1戦だけとなったマスターズシリーズだが、過去浮きモノではロクな成績を残していないsliderが、あろうことか2位タイにポジションするなど、空前絶後のランキングとなっている。
過去3度に渡りランキング2位に甘んじている悦子が、ここまで24pで暫定首位。念願のマスターズ優勝も間近。しかしながら、昨年も最終戦でコケてチャンピオンの座が離れていっただけに、ぽっかりと空き気味の口を閉じて、くだらないギャグを封印してでも最終戦に臨んでくるだろう。
sliderと同じく、悦子から3p差で2位タイに並ぶのは、大分から参戦のマレー☆くまごろー。地元・芹川戦での貯金を活かし、初の年間タイトルを視野に入れる。4人乗りゴムボに乗ってもフローターにしか見えないほどの巨体を、今年はホントに喫水ギリギリのフローターで参戦しているが、その巨体から起きる引き波に、他のメンバーは船酔いが続出している。できれば真夏には近くにいてほしくないタイプである。
以下4位には、過去2年連続でマスターズランキングベスト5内を確保しているおやっぢぃマウスが19p、2001年には「新四天王」の一角だったまうが17pで5位と続く。
最終戦の開催地は6月18日現在、まだ未定だが、この5名を中心に優勝争いとなるのは間違いない。クラシック出場権を賭けた8位ラインの行方とともに、次の戦いの動向が注目される。

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