開催日 2002年2月24日(日)
開催場所 松橋町・萩尾溜池
受付開始 6:00
集合時刻 6:30
競技時間 7:00〜12:00

第2戦 2002年2月24日(日)松橋町・萩尾溜池 参加者=16艇17名
 KNB2002年全4シリーズにおいて、最も早く始まり、最も早く終わるシリーズ。それがウィンターシリーズ。全2戦で行われるこの大会は、2002年の最初のシリーズチャンピオンが決定することを意味する。
 それは、たとえこの大会がマスターズに直結しないアナザーシリーズであったとしても、その価値は決して代わることがない。KNBにおいてのチャンプであることには間違いがないのだ。

今回の優勝者は四父。そして彼が、初代ウィンターシリーズチャンピオンに輝いた。





前言は全て撤回させていただきたい。





 そろそろ春の訪れが聞こえてきそうな暖かさの中、17名の選手により、HAGIOウィンターシリーズ最終戦が開催された。当初は手漕ぎボート限定による大会だったが、昨年のクラシックチャンピオン・おやっぢぃマウスのルール無用・掟破りのエントリーで、急遽フローターも参加OKとなった。

 でも、フローターでの参加は、やはり彼一人のみだった。

 水温8度の冷たい水の中で浮かぶおやっぢぃの姿に、多くの参加者から「見てるだけで寒くなるからどうにかしてくれ」という苦情が殺到。「逆説的に言えば、サウナの中でuzumakiと二人っきりになったようなもん」という誠に説得力のある言葉が、彼の行った暴挙を物語っている。

 6時45分ごろ競技はスタート。ここ数日の陽気に、好釣果が期待されていたが、いきなりその答えは導かれた。
 開始早々、第1投目を投げた四父のグリフォンに、37.5cm・5ポイントのバスが何を間違ったのかヒット。そしていつもバラしまくっている四父が何を血迷ったのか、そのままポイントゲット。前回の2位入賞に続き、早くもトップを伺う快進撃を見せた。
 前回ジャンケンに負けて惜しくも3位に終わった馬場利夫も、前回の釣果がフロックでなかったところを証明するかのように、36.0cm5ポイントをキャッチ。四父を追撃にかかった。
 第1戦のウィナー・ozも前回の釣果がフロックでないことを証明するかのように、ひたすらメタルジグを打ち込んでいたが、前回の釣果がフロックであったことを証明しただけに終わった。

 同日、定期調査に来ていたPROBASのTAKA-Cは、「今日は爆釣!オレが保証する」と声高々に叫んでいたが、前回を上回る釣果ではあるものの、やはり貧果であることは否めない。自身もホゲったまま帰宅し、保証された釣果はどこへやら、その言葉を信じきりながらも裏切られたメンバーたちにより、今後はPROBASに対する補償問題が起こりそうである
 “掟破りのエントリー”により、しぶしぶ付いてくるハメになった、きんこは、夫おやっぢぃに対し、「アンタ何考えてんのよ!このクソ寒い1月2月に大分から山越え3回もしてんのよ!しかもフローターって!あ〜はずかしい!何しに来てんのよ。まったく!」と言いながら、ゼッケンバッジをはめて必死にオールを漕いでいた。そして「知ってる?みんながワタシたちのこと何て言ってるか。“大分のおもろい夫婦”って言われてんのよ。こんな大会なんて出たくないのよ!寒いのに!何考えてんのよ!」と言いながら、ロッドをしならせ、3ポイントのバスをキャッチして上位に食い込んだ。
 その間、張本人おやっぢぃは自身のイチモツを2インチセンコーにしただけで、ロッドがしなることはなかった。

5ポイントを釣りあげ、4位に食い込んだきんこ
今回の釣果写真はこれだけ
なお、写真右上に写っているボートは…



この日定期調査に来ていたTAKA-C&ぴぴお
二人そろってホゲったため、うらやましそうに見ている。
貧果のためか、後方のぴぴおの背中も心なしか丸い

 最終的には17名中7名がバスをキャッチ。期待は裏切られたものの、ウィンターシリーズとしてはまずまずの釣果となった。
 第2戦の優勝者は、序盤の5ポイントがキッカーとなり、さらに2ポイントを追加した四父。前回の2位に続き今回は優勝と、シリーズを「準パーフェクト」の成績で今年2人目のクラシック出場権とシリーズチャンプの栄誉を獲得した。もともと夏に強いと言われている四父だが、何をどう間違ったのか、クソ寒いシリーズの中で活躍。本人の体内時計の季節感を無視した勝利だが、マスターズ第1戦の出場権利も獲得できていない現在、KNBの浮きモノ競技においてはクラシックまで彼の姿を見ることは不可能であろう。しばしのお別れだ。さようなら。
 2位は第1戦でも2位に食い込んだ、これまた普段は上位に見ることのできない馬場利夫。とはいうものの、今回の入賞で昨年のBFO優勝以来、萩尾戦での3大会連続入賞という快挙を成し遂げたことになる。しかしその全てがグレード3以下の大会。グレード2以上になると、極端に勝負弱さを露呈するだけに、今後の主要大会でもノーマークのままでいいだろう、というのが周囲の一致した見方。
 3位にようやく上位陣の顔がみえる。マスターズゼッケンのデスト夫妻@夫である。昨年のKNB-T第1戦優勝など、序盤戦を沸かせた立役者だったが、今年もシーズン開幕直後となるウィンターシリーズで入賞。もしかするとこの男、スタートダッシュはうまいが、すぐに息切れするタイプなのかもしれない。年齢的なモノと考えるのが妥当だろう。

 初の試みとして行われた冬限定シリーズ「ウィンターシリーズ」だが、多数の参加者にて開催できた。オフシーズンだけあって、釣果はさすがに寂しいものの、シーズン以外でもメンバー間の交流を図れた意義は大きい大会であったと思う。ただし今後考えなければならない課題は多い。衛生面で大変な疑問を感じるおでんを持ってきた八代の教師見習い。鹿児島からやってきて真冬にも関わらず前日入りしてきたパンツ被ってるおっさん。季節も水温も考えずに、みずからのおいもさんを縮ませながら強行出場した大分のフローター男と、T1以来中1週にも関わらず、それに何の疑いもなく嬉々としてついてきた大分の爆弾夫婦などなど。様々な危険行動を繰り返すメンバーに対し、いかに歯止めをかけるか、運営部は新たな運営局面を迫られている。

KNBシリーズ初優勝を果たした四父
「ほら、はやと!父ちゃんやったぞ!」ともいわんばかりの
晴れがましい笑顔。
しかし、この笑顔は今期マスターズシリーズで見られることは絶望視されている



前回のフロックトリオが二人も入賞したことに
違和感を覚える今回の入賞者の写真
写真右は相変わらず辛気くさそうな顔で写っている馬場利夫。
「歩くデフレスパイラル」と命名しよう
写真中央は、いつも貧果で背中を丸くしているが、
今日ばかりは胸を張って写真に納まった優勝者・四父
写真左は、「序盤戦の神」ことデスト夫妻@夫
T1を欠場してまで見に行った釣り博の効果がいきなり現れたか


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