開催日 2002年1月13日(日)
開催場所 松橋町・萩尾溜池
受付開始 7:00
集合時刻 7:30
競技時間 8:00〜13:00

第1戦 2002年1月13日(日)松橋町・萩尾溜池 参加者=17艇19名
 KNBコンペティションシリーズも4年目を迎えた。過去20戦余りのトーナメントの中で、数々 のドラマ(厳密に言えば感動よりもお笑い系)が繰り広げられた。今年は例年にない年明け早々の開幕となった。
 今年の幕開けは、新シリーズ「HAGIOウィンターシリーズ」の第1戦

。このシリーズはバスフィッシングのオフシーズンに、いかにして釣果をあげるかを実践ことを縦軸に、どうせオフシーズンでも釣りに行ってばかりいるKNBメンバーをかき集めたらどうなるかという横軸のコンセプトを元に、実験的な意味あいとして行われることになった。
 当初の予測は、オフシーズンなだけに少数での開催かとも言われたが、そこはおサルな中毒者を抱えるKNB。フタを空けてみれば、ほぼ定員という19名の参加者が集まった。気温も季節も関係がない、感覚のマヒした、ちょっと頭のぬくい人達の集まりであることが露呈した瞬間でもある。

 この日の萩尾は、冬という季節を感じさせない暖かい陽気となった。時折雨のパラつくあいにくの天気となったが、シャローを意識した高活性のバスを期待したが、ティップを揺らす反応はなく、誰もが苦戦を強いられる結果となった。
 スタートより1時間を過ぎたころ、ようやく四父にヒット。バレットでのジグヘッドだった。 普段は釣り上げることに慣れていない男だけに、周囲ではバラシを期待したが、今回は奇跡的にバスをキャッチ。3ポイントをゲットし、貧果のトーナメントなだけに、入賞をも視野に入れる会心の一本となった。

 思えばこの一本が、今日のトーナメントのすべての間違いの始まりだった。

 さらに1時間を過ぎた9時30分、本湖のド真ん中のディープフラットでひたすらメタルジグをしゃくっていた男・ozがヒット。普段は下位に低迷している男が、ボーダーラインの低いこの大会において、いきなり脚光を浴びることとなった。下からシャクられたメタルジグにスレがかりしたのは32cm・3ポイントのバス。おそらく低水温の中で、半冬眠状態で眠っていたところを、ショートアッパーのようにシャクられたジグが運悪く引っかかってしまったのだろう。可哀想なバスである。しかしこの出来事はメンバー全員にオドロキを与えた。誰もがこう言った。

「萩尾でメタルジグで釣った人はじめて見た」

 そしてこの日の「間違い」はさらに繰り返されることになる。 「日本一“馬場利夫”の名が似合う男」こと馬場利夫(年齢20、見た目40、名前のイメージ50)がネチネチと粘っていたダウンショットにバスがヒット。ようやく釣れた1本にランディング中、ずっとうるさい馬場。あまりの貧果にキレかかっているメンバーの心情を逆撫でした。

 結果釣れたのはこの3本どまり。同ポイント、同条件となったため、上位3名によるジャンケンでの順位決定となった。その結果、ozが勝ち、KNBシリーズ初優勝と、ウィンターシリーズ初代ウィナーの座に輝いた。
  KNBトップランカーさえもバスの居場所を見つけられなかったド貧果の大会となり、釣れたのは日頃地味な成績しかあげることのできない、今期ゼッケン「T26〜T28」の3人。過去、KNBを席巻した旧3強(るち、悦子、TAKA-C)、新世代四天王(hiRo_くず、まう、きりもみ、おやっぢぃマウス)に続く、新たなトリオの誕生かと思わせた。
名付けて…

「フロックトリオ(マグレの3人組)

フロックトリオ…。今後のKNBシリーズにおいて、果たして出てくることはあるだろうか。冷ややかな目でさほど関心のない視線で、見守っていきたい。
 とはいうものの、ウィンターシリーズチャンピオンに送られるクラシック出場権は、ほぼこの3名に絞られつつあるのも確か。2月24日のウィンターシリーズ最終戦で、この3人が1本でも釣ればチャンピオンに最も近づくことになる。 そう考えれば、このフロックトリオ…もしかすると今年のシリーズの台風の目となるかもしれない。

まあ、そういうこともあるかもな、ぐらいの軽いキモチで今後の動向を注視しよう。
 


優勝したoz(オンス)
KNB出場歴は99年からと古いが、さしたる成績も出せないまま低迷
今回はグレードシリーズ初勝利となる。
以前よりメタルジグを使用していたものの、釣果には恵まれず、
今回が初の釣果でもあった

今回の入賞者・フロックトリオ
左からメタルジグでの引っかけ釣りを心情とする優勝したoz、
ダウンショットに命を懸ける馬場利夫
用事のため表彰式前に帰ってしまったが、2位の好成績を上げた四父。
その功績を称えて、後ろを向いていただいた

順位 No. ハンドルネーム
GP
総キー
パー数
成績
(上段=釣果、下段=GP)
TP
1 2 3 4 5
1 T27 oz
KNBシリーズ初優勝
KNBシリーズ初入賞
3 1 32.0 - - - - 15
3 - - - -
2 T28 四父
3 1 30.8 - - - - 14
3 - - - -
3 T26 馬場利夫
3 1 30.5 - - - - 13
3 - - - -
- C01 るち
- - - - - - - 1
- - - - -
- C03 Slider
- - - - - - - 1
- - - - -
- C04 TAKA-C - - - - - - - 1
- - - - -
- M02 悦子
- - - - - - - 1
- - - - -
- M05 hiRo_くず
- - - - - - - 1
- - - - -
- M06 まう
- - - - - - - 1
- - - - -
- M07 デスト夫妻@夫
- - - - - - - 1
- - - - -
- M10 加勢川漁師
- - - - - - - 1
- - - - -
- T02 りまるおん
- - - - - - - 1
- - - - -
- T11
- - - - - - - 1
- - - - -
- T30 ぴぴお
- - - - - - - 1
- - - - -
- T33 じじい
- - - - - - - 1
- - - - -
- T51 Shinji
- - - - - - - 1
- - - - -
- T53 土門林
- - - - - - - 1
- - - - -
- T55 KEI
- - - - - - - 1
- - - - -
- T57 りゅう
- - - - - - - 1
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