KNB マスターズ公式ルール


基本ルール タックルについて 装備・備品 禁止・ペナルティ その他

KNBマスターズ・クラシック(他湖上競技)の競技ルール
基本ルール(2005年マスターズ第1戦より施行)

【競技時間】
競技時間は基本タイムテーブルを6:00〜11:30までとし、季節に応じて変動する。
競技開始時間30分前をミーティング開始時間とし、この時間までに受付、セッティングを終えてなければならない。

【基本ルール】
25cm以上3本の合計重量による勝負とする

【出場可能な船舶(2005年1月改訂)】
手漕ぎボート、フロートチューブ、エレクトリックモーターをつけたボート、エンジンを搭載したボート(使用を許可されたフィールドのみ)
ただし、 エレクトリックモーター、エンジンを搭載したボートはハンディキャップが課せられる
 

【ボートへの同船出場について(2005年1月改訂)】
全てのボートにおいて、安全を確保できる状態であることを条件に、定員数までの同船を認める。ただし、ゴムボートの場合は4人乗りゴムボート以上の大きさに限り1名の同船者を乗せることができる。
同船した選手も、搭乗したボートに対するハンディキャップが課せられる
同船した選手も、ライブウェルなど必要機材を準備しなければならない。ライブウェル・スカリの共用は不可。ロッド、リール、ネットなどのその他のタックル・備品については共用可



【スタート方法】
各選手が抽選でフライト順を決め、そのフライト順に順次スタートする。先行者と同じ方向に向かってる場合は先行者がポイントにつくまで、またはキャストするまで追い越してはならない。
先行者が通過したポイントは、すべて後続者が選択できる。または、先行者が自分の希望する方向と違う方向へ向かっている場合は、先行者に関係なく進むことができる。
自分のフライト順の時までに準備が終わっていなかった選手は、フライト順を放棄したと見なし、フライト順の最後尾スタートとなる。
なお、先行者を追い越したり、不正な航行が見られた場合は、当該者に-500gのペナルティを与える。
先行者がフロートチューブや手こぎボートなど移動が遅い選手を、エレキ駆動の選手が希望するポイントの近くまで曳航することは可能です。この場合、フライト順によるポイント選択順位さえ遵守されていればOKです。
フライト方式の説明=PDFファイル(約100kb)
↑ ご覧になるためにはADOBE ACROBAT Reader、またはプラグインが必要です。ダウンロードはこちらから



バスを生かしておくためのライブウェル、スカリ等の装備を義務付ける。これらは、規定本数のバスを収納できる大きさであることが望ましい。なお、ストリンガーは禁止とする。
ライブウェル・スカリを装備していないボート・フローターは失格となる。
なお、ライブウェルは循環器、またはエアレーター(ブクブク)を必ず装備すること


競技中ライブウェル、スカリに3本を超えるバスをキープしてはならない。
ただし、入れ替え時に一時的に4本目のバスをストックすることは認める。4本以上ストックした状態で移動したり次のキャストをしてはならない。
入れ替えできる魚は、正常な状態で泳いでいる魚のみとする。ライブウェル、スカリに入れた魚が死魚となった場合、その魚をリリース(入れ替え)することはできない。=死魚をリリースした場合失格となります(後述=「死魚について」、「死魚の判定方法について」参照)

【ハンディキャップについて(2005年1月追記)】
使用したボートの種別により、検量結果に対し、以下のハンディキャップを課した数字が最終検量結果となります。
このハンディキャップは、同船した選手についても適用する。
なお、ノーフィッシュで終わった選手については、下記のハンディキャップは加算されないものとする。
使用したボート 検量結果に対して加算されるハンディキャップ
手こぎボート、フロートチューブ +100g
エレクトリックモーターを搭載したボート 0g
エンジンを搭載したボート
(使用が許可されたフィールドのみ使用可能)
-100g

【検量方法と順位の決定について】
KNB指定のハカリによって検量します。最大5kgまで測定可能、2.5kgまでは5g単位、2.5〜5kgは10g単位での測定となります。合計重量が5kgを超える場合には2回に分けて計測します。
合計重量が同じだった場合は同順位となるが、上位5位以内の場合にはジャンケンで順位を決定する
検量時には、必ず運営者と競技者自身が立ち会い、計測重量を確認することとする。

【25cm未満の魚について】
25cm未満の魚が検量に持ち込まれた場合、検量対象外とする(検量時に縮んでいた場合も同様)
25cm未満と疑わしい魚に関しては、キーパースケールを用いて検査する。
キーパーの定義は、キーパースケールの基準点に 口閉じの状態で魚をつけ、尾びれのどこかが25cmラインにかかるサイズとします。

【死魚について】
死魚は検量対象外となる。
競技中、キープしていた魚が死魚、あるいは死魚と同等の状態となった場合(エラを動かしていない魚、もしくは上部から見て腹を見せている魚)、その魚をリリース(入れ替え)することはできません。投棄は失格となります。必ず本部に持ち込み申請すること。
つまり死魚が3本出した段階で検量出来る魚が無くなる為、競技中止ということになります。

【死魚の判定方法について】
死魚の判定は上部から見た場合、一定時間、腹を見せているか、エラによる自発呼吸が出来ているかで判断する。
エラを動かしていない魚は死魚と見なし、検量対象外とします。
エラを動かしているものの、上部から見て一定時間腹を見せている魚については、検量対象としますが-100gのペナルティとします。
【その他の状況の魚について】
フックを飲まれている場合、計量前に申告しなければならない。この場合、当該魚は-50gのペナルティとする。
自己申告が無かった場合、当該魚は計測対象外とする。
自らが原因でないフックを飲まれた魚についても上記は適用されます。
計測は競技終了時間以後に行うこととし、それ以前の検量は行わない。
途中帰着による場合でも、計測は競技終了後まで認めない。

◎入賞者のレポート提出義務について(2003年シリーズより)
上位入賞者は、大会終了後1週間以内に、レポートを提出が義務となります。期間内にレポートが提出されなかった場合、トーナメントポイント減算のペナルティとなります。
マスターズ、クラシックの湖上競技限り、全参加者がレポート提出が義務となります。未提出の場合はペナルティとなります。


2.使用できるタックル・漁具について(マスターズ・クラシック)


使用できるルアーは、ハードベイト、ソフトベイト、ワイヤーベイトのいわゆる「ルアー」と定義される漁具のみとする。

使用できるロッドは8ftまでのロッドとする。

マスターズ、クラシック等のボートにおいては、で、ボート・フローターに搭載するロッドの本数制限は特に設けない。ただし、各ボート・フロートチューブの安全性が確保できるレベルであること


使用を許可する備品は以下のとおり
○ランディングネット
○アンカー
○魚群探知機
○フィッシュフォーミュラ(集魚剤)=萩尾溜池、緑川ダムは禁止。また開催場所に応じて禁止する場合がある
○マーカー
○キーパースケール
○バネハカリ等の計測器具
使用を禁止する備品は以下のとおり
○フィッシュフォーミュラ(集魚剤)、ソークオイル、ワームオイルなどは、萩尾溜池、緑川ダムでの開催時においては使用を禁止する。事前の準備での使用はこの限りではない。
○マーカーブイ
ゴムボートに同乗者(ノンボーター)がいる場合、ノンボーターのサブオールによる2人漕ぎは可能であるが、ゴムボートへの同乗は4人乗り以上のゴムボートに限り、合計3名以上乗せてはならない。
またゴムボート以外の船体については、定員以上の搭乗は許可しない。

3.トーナメントに必要な装備・備品(マスターズ・クラシック)
全てのKNBコンペティションシリーズでは、以下の備品を所持することが義務付けられており、これらを持たないでトーナメントに参加した場合、失格措置を含むペナルティが与えられる。
所持・装着が義務付けられている物
○ゼッケンプレート(未装着の場合、総重量より-100g)
○ライフジャケット(未装着の場合失格=降雨時などの一時的な着脱時を除く)
○ライブウェル・スカリ(未装着の場合失格)
 ライブウェルは内循環・外循環、またはエアレーター(ブクブク)らを装着しているもの
所持を推奨する物
○携帯用灰皿(喫煙者は必ず携帯してください)
○携帯電話(事故などによる競技中の急を要する連絡や、情報交換等に使用する場合があるため、必ず電源を入れておくこと)

4.禁止行為とペナルティについて(マスターズ・クラシック)

トーナメントを円滑に進めるため、またKNBメンバーや他の一般のアングラーに迷惑をかけないため、競技中の事項に対し、細かく禁止事項を設定しています。
参加するメンバーは、以下の項目に対し、全て熟知していることが参加の条件となる。
以下の事項は禁止とする。

 
エサ、フライ、投網、サビキ、バイオワーム、練り餌、撒き餌の使用
必ず手に持った1本のロッドでの釣りとし、2本以上のロッドによる同時使用
1本のロッドに2つ以上のリグがついたもの
例:2つのワームフックがついている、シンカーの代わりにシンキングプラグを使っていたダウンショット、ハードプラグが2つついた仕掛けなど
ゴミを捨てる、備品を壊すなどのフィールドでの施設、自然の破壊行為
KNBメンバーを含む他のアングラーへの迷惑をかける行為
その他、KNBやメンバーが不利益を被る可能性のある言動や行為
ロッドを手に持たない状態でのトローリング(ドラッキング)
一般のオカッパリアングラーのキャスト出来る範囲へのボートの侵入。またはそのキャスト地点近くへのキャスティングとボートポジショニング。
先行者への断りのないポイントへ侵入、またはポイントへのキャスト
KNBが違反認めた行為については、総重量から規定の減点を課す
違反行為に対するペナルティは、以下の通り
-50g フックを飲まれたバスを、自己申告により検量に持ち込んだ場合。
検量前に申告がなかった場合は検量の対象外となりペナルティはありません。
-100g エントリー受付時に、締切日を過ぎてエントリーを行った場合
-100g 集合時刻までにエントリーを完了していなかった場合
所用により遅れる場合は、事前(1日前以上)に連絡していればペナルティとは認めない。
(単なる遅刻の場合はペナルティを課します)
-100g 筆記用具を持たない場合
-100g メジャーを持たない場合
-100g ゼッケンプレートを装着していない場合
-100g ゴミを捨てる、備品を壊すなどのフィールドでの施設、自然の破壊行為
-100g
-300g
帰着時間内に戻って来れなかった場合
帰着期限より5分遅れまでは-100g、10分遅れまで-300g、10分を超える帰着遅れで失格とする。ただし、トラブルを起こした選手などを救出するために遅れた選手に関してはこの限りではない。
※失格となった場合、さらにトーナメントポイントの合計から3p減点する
帰着申告をしないまま帰った場合も失格となり、上記適用となります
-500g スタート時に先行者を追い抜いた場合、または不正な航行を行った場合
トーナメントp
-1p
上位入賞者(またはクラシック・マスターズ全参加者)が大会終了後、提出期限日にレポートを提出しなかった場合、トーナメントポイント(順位点)よりマイナス1ポイント減算します。なお、ペナルティを受けても大会での確定順位は変動しませんが、年間ランキングでのトーナメントポイントは、ペナルティ後のポイントを元に算出されます。
失 格 禁止項目に触れる、故意による悪質な違反。または軽微な違反ながら故意に連続して行われた場合。
KNBの大会運営、組織運営に支障のでる行動を犯した時
※さらにトーナメントポイントの合計から3p減点、場合によってはKNBの大会出場資格失効
失 格 検量魚の虚偽の申告、競技中に自らが釣っていない魚を検量に持ち込んだ場合
※さらにトーナメントポイントの合計から3p減点、場合によってはKNBの大会出場資格失効
失 格 競技中のライフジャケットの未着用。ただし、レインスーツ等の着替えなど、ボートの停止状態においての一時的な着脱はこの限りではない
失 格 ライブウェル、スカリ等を装備していない場合
ライブウェルは循環式、もしくはエアレーター(ブクブク)を装備していること
失 格 死魚を投棄した場合
無 効 競技時間外にキャッチしたポイント、禁止エリアでキャッチしたバスは無効とし、検量対象外とする、なお明らかに故意に禁止エリアに進入し、警告に従わなかった場合は失格となる。
全てのペナルティは、KNBメンバーからの申告、及び運営部による指摘と認証により成立する。
また、その確定した違反行為、及びペナルティに対して選手はは、クレーム無く従うこと
※悪質な失格行為については、KNBのメンバー資格剥奪等の措置をとることもあります。


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